首の痛み(首痛)・首こり

2021年7月16日

首の痛み・首こりに関して、骨の異常や椎間板の問題といわれどうしていいのかわからない方、医療機関では異常が見当たらず手立て無くお悩みの方へ。

首の痛みの原因は骨や椎間板でなく、トリガーポイント(痛みの引き金となる筋肉の塊=筋硬結)から来ることが多いということをご存知ですか?

異常なしと言われた問題はどこに?

筋肉、筋膜や腱などにできた「しこり(トリガーポイント)」が痛みの原因で、トリガーポイントの「トリガー」というのは、「引き金」と言う意味です。

ここでは、その対処法、改善例等を紹介します。

京都整体日記(ブログ)より一部抜粋・・・

首を捻じる、傾ける時に痛む。

定期的に来院されている50代 女性。

筋肉的にも凝りやすい状態の方で、それを自覚され定期的に来られていて、前回より少し間があき、首が痛くて左に捻じる、傾ける時、特に痛むと言われました。
以前首に骨棘が出来ていると言われたそうです。骨棘が問題で痛むと言われる方、少なくないですね。

このようなケースの時は、首に問題がある場合と肩や背骨周辺に問題がある場合があります。

今回は肩・背骨にも多少の問題がありましたが、1番の問題となる部分は後頭部(頭蓋骨の後ろ)から鎖骨に続く所に問題がありました。ここは頭痛の種にもなり、案の定、頭痛も出て来てますと言われました。

仰向けに寝ていただいた状態で、丁寧にその辺りを緩めます。しかし、なかなか緩まりません。首はデリケートな部分ですので過度に刺激が入ると痛みがなかなか取りにくくなることがあります。

一度起きてもらい、座った状態で、肩の方から緩めました。

ある箇所をゆるめるのに、そこばかりに集中するといけません、離れた所からその箇所に影響を及ぼす所にも手を加え、問題箇所を緩ます事も大事です。
専門家がなぜ、全然違う箇所に触れるのかはこのようなからだの反応があるからです。
問題箇所に刺激が入り過ぎない様、適度な塩梅がとても難しいのです。これが症状を取り除くことができる分かれ道にもなるのです。

さて、この方、肩を調整し再度首へ、先ほどよりはましな感じ。でも、動かしていただくとまだ痛みがあり、しかし、可動範囲は広がりました。

痛みはあってもこれ以上は過刺激になると判断し、これでいったん終了。

その時、痛みが残っても整えられていれば、その後、筋肉など組織の動きが良くなり老廃物や痛みの物質が流され、からだは反応し痛みがとれることも少なくないのです。

次回(4日後)、痛みはあるが動かすのには楽になっている。首に触れてみても前回ほどの硬さはありません。首、肩を調整。さらに可動範囲が広がりました。痛みも随分ましだと言われました。

随分と硬かったのでまだもう少しかかると予想しましたが、反応が早かったようです。

※「症状には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。」

首の痛み、肩こり。

首の痛みと肩こりで、1週間前から首の痛みが酷くなって痛みがおさまらないと奥さんのご紹介で来られた、30代 男性。

以前から肩こりと首こりはあったが、1週間前から首が痛くなり回せなくなったそうで、

まずはからだ全体をチェック。大きな歪みはありません、問題はやはり、首、肩。

首、肩周辺はかなり硬くなっている状態で、所々に痛みの引き金となるポイント(トリガーポイント)が出来上げっています。

このような状態にまでなっていると、なかなかストレッチや簡単なマッサージでは痛みは取り除けません。
肩甲骨周りを十分に整え、首を動かしてもらうとかなりいい状態に、でもまだ痛みが残る。

問題箇所を再度探ると後頭部の問題がまだ影響しているようでした。後頭部をもう一度調整し動かしてもらうと痛みがでなくなりました。

後頭部の問題は、首・肩はもちろん、頭痛、目の問題(痛み、眼精疲労)にも影響します。しかし、その辺りに問題があると自覚されるのは意外と多くないですね。

肩や首をご自身でほぐされたりしますが、なかなか後頭部(出っ張りの下辺り)は出来なかったりします。

それと首周辺は非常にデリケートですので、頻繁に触り続けると痛みや不快な症状が固定化されてしまい注意が必要です。

まぁこれは首に限らず、からだのどこでも同じですが特に首はそうです、触り続けてこられた方のほうが状態がややこしくなられている場合が多いですね。

よく首を故意にボキボキならしたり、ひねったりされている方がいらっしゃいますが、その瞬間楽になった気がするだけで靭帯が緩んでしまったり、歪みを作ったりしてしまいますのでどうぞ注意ください!

※「症状には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。」


その他改善例等は京都整体家日記(ブログ)をお読みください。

ストレートネックについては、症例ページのストレートネックを参照ください。

Posted by 院長