4.足湯はこんなにすごい|効果・簡単自宅で行うやり方
足湯の効果
「冷えとは」のところでも書きましたが、足は心臓からもっとも遠く、一番血行が悪くなり冷えやすいところです。
東洋医学では、人の体には経絡(簡単に言うと生命エネルギーの流れる道筋、この道筋上にツボ(経穴)がある)があり、そのうちの足の陽経が体の上部から足先に向かって流れ、足先で陰経に連絡しています。
足を冷やすと、その経絡に関連する体内臓腑の機能が低下し新陳代謝も衰えます。
足湯は、足先を温める事により、血行がよくなり、体全体の血液循環がよくなります。
また、あたたまった血液が内臓を流れ血流がよくなると、内臓機能を支配している自律神経の働きが正常化されます。自律神経が整うことで体中の機能が正常化されます。
足湯は、肝臓の負担を軽減してくれる。
人の体で熱を作り上げているおもな部分は、筋肉と肝臓です
肝臓には解毒や栄養素の分解など、ほかにしなければならない仕事がたくさんあります。
ですから、足湯をして体を温めれば、それだけ肝臓の負担が減ります。
また、足湯により腎機能も活発になり、尿の出もよくなり、むくみも解消する効果が期待できます。
なかなか寝付けない、風邪などでお風呂に入れない、要介護でお風呂に入れない、忙しくて時間がない、一人暮らしで面倒、長時間入ってられないなどなど、そんな方には足湯。手軽にいつでも入浴と同じ効果が得られるのです。
ここで有名な話を一つ・・・
17~18世紀にかけて活躍しあらゆる植物に精通し、近代臨床医学の創始者、オランダの名医ヘルマン・ブ-ルハーフェは、不思議な遺作を残して亡くなりました。
「医学最大の秘密」と題された書物は、厳重に封印され1万グルテンの高値で競り落とされ、買い手がおそるおそるその封印を切って開くと、最初のページのみ一言書かれているだけで、後は白紙。
その最初の一言とは
・・・・ 頭部を冷やし、足を温め、からだを楽にせよ。これで全ての医者は不要になる。 ・・・・
人間の最良の妙薬は、頭寒足熱につきるとの遺言だったのです。
オンラダの名医ヘルマン・ブ-ルハーフェの言葉にあるように、「頭寒足熱」の状態がもっとも保てるのはこの足湯です。
《家庭でできる足湯のやり方》
①用意するな物・・・
バケツなどの大きめ容器、温度計、椅子、ポット(さし湯に)、タオル、敷物など
②湯量・・・
少なくとも、足首のくるぶしから、自分の指で3本より上までつかるようにしてください。
三陰交と言われるツボ、3つの経絡が交わるポイントを湯温で刺激します。特に、女性に効くツボ
③温度・・・
42度ぐらい。温度をなるべく一定に保つ為、温度が下がればさし湯してください。
一定に保つのが効果のわかれ目です。
④時間・・・
15分~20分ぐらい。目安として足がピンク色になるか、全身が温かく感じたり、わきの下やひたいにほんのり汗がにじんできたり、腰回りが温かくなってくる感じが出たとき。
《足湯の注意ポイント》
温度に気をつける。持病のある方(心臓病・糖尿病・高血圧等)は低めの温度、38度ぐらいで行ってください。時間も調整しながら。
できれば、1日3回以上(お風呂とはべつ)すれば効果的です。
時間を長くするより回数です。
お湯から出たら、しっかり足を拭き(指と指の間は念入りに)、すぐ靴下などを履きしっかり保温してください。
さらに足湯の後、足首回しをしましょう!
足首には神経、血管、経絡、筋などが密集しています。ここが、柔軟でないと健康にすぐ悪影響が現れます。
また、足首は、手首や首筋との関連も深く、足首の緊張をとってあげると、不思議に手首や首筋も柔らかくなり、肩も軽くなります。
片足だけで内側20回以上、外側20回以上回転しましょう。
リビング新聞京都の記事です。足湯カフェの特集で取材を受けました。(’08/01/19)
朝日新聞「あいあいAI京都」の記事です。冷え性改善対策で取材を受けました(’08/12/10)
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